20代後半〜30代前半で転職回数が多いと詰み?「詰んだ経歴」を「積んだ経歴」に変える方法

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28歳で転職3回
30歳で4社目

この数字を見て、あなたはどう感じますか?

「この経歴、もしかして詰んでる?」
「もう次が最後かもしれない」

そんな焦りを抱えながら、求人サイトを開いていないでしょうか

正直に言えば、転職回数が多いと不利になるケースはあります

でも、“詰み”かどうかを決めるのは回数ではありません

企業が本当に見ているのは「その経歴に“軸”があるかどうか」

この記事では、採用側の視点も交えながら、バラバラに見える職歴を武器に変える具体的な方法を解説します

“詰んだ経歴”を“積んだ経歴”に

ここから一緒に変えていきましょう

この記事を読むとわかること

荒れた職歴に一貫性とストーリーを与えて武器にする方法

目次

20代後半〜30代前半で転職回数が多くても「詰み」ではない

28歳で転職3回。
30歳で4社目。

この状況に立ったとき、多くの人が感じるのは「焦り」だと思います

  • もう自分のキャリアには後がないんじゃないか?
  • 書類選考がぜんぜん通らない
  • 面接で転職理由を突っ込まれて答えられない
  • 家族や友人にもなんか言いづらい

実際、アラサーで転職回数が多い方はこんな焦りを感じているでしょう

僕自身、29歳の時に4社目の会社に入社した時

もう後がない…この会社で何とか結果を出して、3年は踏ん張らないと…

と焦っていたので気持ちはすごくわかります

20代後半〜30代前半は“若手扱い”もされづらくなり、かといって“ベテラン”と呼べるほどの実績は少ない、一番不安定なゾーンです

だからこそ、転職回数という“数字”を重く捉えてしまいます

企業が見ているのは「回数」ではない

でも、ここで一つ冷静に考えてほしいことがあります

企業は本当に「回数」だけで判断しているのでしょうか?

答えはNOです

僕は人事として実際の採用現場を見ていますが、転職回数が3回で通る人もいれば、2回でも落ちる人がいます

あおいずみ

僕自身も書類選考で転職回数が多い人を通過させることは多いです

この違いは

  • 職歴の中に企業が求める経験・能力があるか
  • それが伝わる書類・面接になっているか

です

この違いを採用側の視点に置き換えると

  • なぜその選択をしたのか
  • そこから何を積み上げたのか
  • 積み上げたものを使ってウチの会社に貢献できるのか

この3点になります

重要になるのは「一貫性」と「ストーリー性」

採用側が見ている

  • なぜその選択をしたのか
  • そこから何を積み上げたのか
  • 積み上げたものを使ってウチの会社に貢献できるのか

この3点を持っていると証明するためには、職歴に一本の筋を通す必要があります

キャリアに一貫性があり、それを支えるストーリーがあると評価が覆るんです

問題なのは「転職したこと」ではなく、その転職が“点”で終わっていること

バラバラに見える経歴を、一本の線にできるかどうかが分岐点です

20代後半〜30代前半で転職回数が多いことは簡単な状況ではありませんが、“詰み”ではありません

正しく設計すれば、十分に“積み”上げとして再定義できます

ここからはその設計方法、荒れた職歴に一貫性とストーリーを与えて武器にする流れをお伝えしていきます

「詰んだ経歴」を「積んだ経歴」に変える3ステップ

「詰んだ経歴」を「積んだ経歴」に変えるために、次の3ステップで一貫性とストーリーを付与していきましょう

STEP
ハードスキルとソフトスキルで経歴に「一貫性」を与える

自分の経歴の中にある「共通項」を抽出して、一貫したテーマを後付けする

STEP
テーマに沿って転職理由に「ストーリー」を与える

無計画・衝動的な転職ではないことを表現する

STEP
志望動機と接続する

「自分の最大火力を発揮できる環境が御社」という形に整える

STEP1 | ハードスキルとソフトスキルで経歴に「一貫性」を与える

ハードスキルは業界や職種に関する知識経験ソフトスキルは調整力や折衝力、数字意識といったポータブルスキルとも呼ばれるものです

まずは自分の経歴の中にハードスキルの共通項があるかを確認しましょう

ここで共通項が見つかったら、それをベースに肉付けしていきます

ハードスキルにおける共通項の見つけ方の例

実例を基に説明します

スクロールできます
職種業界
1社目人事(勤怠・採用)半導体
2社目WEBエンジニアIT
3社目キャリアアドバイザー人材
4社目人事(採用)IT・自動車

一見バラバラに見えるこの経歴は僕のものですが、共通項を色付けしてみるとどうなるでしょうか?

スクロールできます
職種業界
人事(勤怠・採用)半導体
WEBエンジニアIT
キャリアアドバイザー人材
人事(採用)IT・自動車

こんな感じになります

中身を見ていくと、薄い赤色は採用に関する共通項、薄いオレンジ色はITに関する共通項、といった感じに分類できます

ここでの分類のコツは、イメージ的に距離が近い職種や業界は一つにまとめることです

実例の中の

  • 人事
  • キャリアアドバイザー
  • 人材業界

これら3つの職種・業界は、同じではないけれどイメージ的には距離が近そうですよね

実際、人材業界でのキャリアアドバイザー経験は、面接時のヒアリングや人材紹介会社との折衝面でとても役に立ちます

僕の4社目の会社には社歴・採用歴10年のベテラン社員がいましたが、採用経験が長い社員よりも候補者の本音を引き出すことができました

その理由は、キャリアアドバイザーとして数百人の転職希望者と面談してきた経験があったからです

あおいずみ

採用部門の社員からも「あおいずみさんに面接同席してもらいたい」とよく言ってもらっていました

このように、イメージ的に距離が近い職種や業界は仕事をする上で武器になってくれるんです

ここに共通項が見つけられると「転職回数が多い人」から「異なる要素を掛け合わせた経験豊富な人」に見られ方が変わります

経歴は「点」ではなく「線」にできる

この線を引ける人だけが、転職回数を武器にできるんです

ソフトスキルにおける共通項の見つけ方の例

業界も職種もバラバラで、何の専門性もない…

エージェントとの面談を通じて、こんなふうに感じたことがあるかもしれません

でも、それで詰みではありません

ハードスキルがバラバラでも、ソフトスキルの方で一貫性を持たせられます

例えば

スクロールできます
職種業界
1社目接客飲食
2社目販売アパレル
3社目コールセンターIT
4社目総務(庶務)メーカー

こんな経歴の場合は、ソフトスキルとして以下のような共通項が抽出できます

対人系スキル
  1. 対人折衝力(ニーズ把握)
  2. 感情コントロール力
  3. 感情翻訳力(言語化力)
業務遂行スキル
  1. 優先順位設計力
  2. 業務改善力
  3. 数字意識

これらはバラバラの能力ではありません

「人の感情を扱いながら、業務を前に進める力」という一本の線で繋がっています

先ほど例に挙げた飲食の接客、アパレルの販売、IT企業のコールセンター、メーカーの総務に共通するのは、ネガティブな感情を受け止める機会が他の職種に比べて多いことです

  • クレームの初期対応
  • サイズ違いの返品交渉
  • 社内からの急な備品トラブル

こんな事態が発生した時に

  • 相手の感情を受け止めて
  • 即座に理解して寄り添い
  • 解決案を提示する

人と接する仕事をしている方にとっては当たり前かもしれませんが、これは再現性のあるビジネススキルです

一見バラバラな職種でも、“対人×数字×改善”という軸でまとめれば、立派なビジネススキルの塊になるんです

実際、僕がプライム上場企業で採用を担当していた「企業向けカスタマーサポート職」も、対人折衝経験と数字意識が書類から伝われば営業経験がなくても書類選考通過になっていました

「クレーム対応件数〇〇件」「応対満足度◯%」のように数字が添えられていると、営業未経験でも十分戦力と判断していましたね

このように、ソフトスキルに一貫性を持たせることで、経歴の上っ面ではなくもっと深い部分、機能まで採用側に見せられます

これができれば転職回数の多さを弱点から武器へと昇華できます

ソフトスキルの共通項を補強するとより説得力が増す

とはいえ、自分一人で共通項を言語化するのは難しいこともあります

その理由は、自己分析は主観に寄りがちだからです

そんなときは、行動特性ベースで可視化してくれる診断を一度挟むのも有効です

僕が見てきた中では、ミイダスのコンピテンシー診断は「行動傾向」を細かく出してくれるので、ソフトスキルの棚卸しには相性が良いツールだと感じています

STEP2 | テーマに沿って転職理由に「ストーリー」を与える

ハードスキル・ソフトスキルで経歴に一貫性を付けられたら、それに沿ったストーリーを作り上げていきます

これまでの例を使って

  • ハードスキル:
    中途採用市場と現場感を理解した採用担当を目指したキャリア形成
  • ソフトスキル:対人接点の最前線を網羅的に経験した社内の総務担当としてのキャリア形成

という感じで、ストーリーを作り上げましょう

ここでストーリーを作り上げるメリットは、転職回数が多くなったことによる定着性の懸念を払拭できることです

  • 無計画な転職ではない
  • 逃げの転職ではない

この印象を採用担当に抱いてもらえて初めて、選考の土俵に立てます

ということで、経験で判断してもらえう選考の土俵に立つためのストーリーの立て方を見ていきましょう

ハードスキル:中途採用市場と現場感を理解した採用担当を目指したキャリア形成

これまた僕の経験になってしまい恐縮ですが、

  • 年収650万円
  • 年間休日130日
  • 有給24日
  • 残業20時間以内

を30歳4社経験で掴み取った方法なので、参考になると思います

スクロールできます
職種
1社目人事(勤怠・採用)
2社目WEBエンジニア
3社目キャリアアドバイザー
4社目人事(採用)

この経歴の中で面接官が疑問に思うのは

  • WEBエンジニア
  • キャリアアドバイザー

この2つです

この2つの経験に説得力を持たせるために「中途採用市場と現場感を理解した採用担当を目指してキャリア形成している」という物語を作り上げるんです

それぞれの職種を「中途採用市場と現場感を理解した採用担当」に合わせて分解すると

職種経験の分解
  1. エンジニア:需要がある職種の現場理解
  2. キャリアアドバイザー:転職市場の理解

という感じにできます

現場感を理解するために一度エンジニアになり、それに加えて市場感覚を理解するためにキャリアアドバイザーを挟んだ

これが相手の採用担当に伝われば、書類でも面接でも、選考通過確率はグッと高められます

僕はこの形を取ることで、内定をもらったホワイト企業からは

転職回数は多いものの、それぞれの理由に一貫性があり納得感を覚えられた

という評価をいただけました

後付けでも構わないので、ゴールから逆算してそれっぽい形を作りましょう

ソフトスキル:対人接点の最前線を網羅的に経験した社内の総務担当

続いてはソフトスキルでのストーリー構成を先ほどあげた例を用いて説明していきます

まずは前提の整理から

大枠となる考え方は

共通するソフトスキル×これまでの経験職種(できれば直近)でアピールすること

です

できれば直近の経験にした方がいい理由は、採用側の視点で見ると過去よりも現在に近い経験の方が評価されやすいからです

ということで、ゴールを対人接点の最前線を網羅的に経験した社内の総務担当とした場合

スクロールできます
職種業界
1社目接客飲食
2社目販売アパレル
3社目コールセンターIT
4社目総務(庶務)メーカー

この経歴をストーリーに当てはめると

経験の分解
  1. 飲食:接客の代表格。クレーム対応あり。
  2. アパレル:飲食と同様。
  3. コールセンター:対企業の接客。クレームあり。

という感じになります

対個人と対企業、それぞれの領域の中でも負の感情を受けやすい飲食とアパレル・コールセンターで経験を積むことで、社内における社員対応の質を向上させたかった

これが採用担当に伝われば、無計画に転職を繰り返しているのではなくある程度の軸を持ってキャリアを形成してきたという印象を与えられます

ハードスキルの方でも書きましたが、ここは後付けでも構いません

設定したゴールから逆算して、ストーリーを組み立てましょう


STEP3 | 現職の経験でストーリーに現実味を持たせる

最後のSTEPでは、これまでの経験が仕事で役に立っていることを伝えましょう

このSTEPでやることは簡単

これまでの仕事を振り返って「あれやっててよかった!」と思った瞬間を整理するだけです

ここまでやると作り上げたストーリーの説得力が増し、人よりも多い転職歴が詰んだ経歴から積んだ経歴に変身します

では改めて、ハードスキルとソフトスキルでそれぞれ見ていきましょう

ハードスキル:中途採用市場と現場感を理解した採用担当の場合

採用担当として仕事をしていて

  • WEBエンジニア
  • キャリアアドバイザー

の経験が生きた瞬間をいくつかピックアップすると

エンジニア経験が生きた瞬間

IT部門が「採用したい人物像」の理解が深まり、エージェントからの推薦の質を上げられた
→選考の歩留まり率が改善

キャリアアドバイザー経験が生きた瞬間

面接時のヒアリングが上手くなり、候補者の希望に対して自社の魅力を訴求できるようになった
→内定承諾率が向上

エージェント側の動きに合わせた各種業務の遂行
→応募数が増加

という感じになります

  • 選考歩留まり率の改善
  • 内定承諾率の向上
  • 応募数の増加

いずれも採用担当であれば追っているKPIですが、これまでの転職があったからこそ数字を上げられた、という持っていき方ができれば完璧です

ソフトスキル:対人接点の最前線を網羅的に経験した社内の総務担当

総務は社内で困りごとがあったら真っ先に相談される部署です

「お客様は社員」という側面もある総務で

  • 飲食
  • アパレル
  • コールセンター

の経験が生かされる場面としては

社内設備のトラブルで強いクレームを受けた時

事実確認よりも「感情の受容」を優先
相手の不満を遮らずに聞き切った後に、「いつまでにどうするか」を明確に提示し、再発防止策まで共有
→信頼関係を維持・構築できた

クレームを言いにくる人は、何よりもまず自分の感情を理解してほしいという願望を持っています

飲食・アパレル・コールセンターという「クレームを受けやすい」環境で培った経験を活かして社内の苦情を捌いたという経験は説得力があるでしょう

社内クレームは飲食店やアパレルなどで受けるクレームよりは理不尽でないことが多いと思います

そのため、これまでの経験のおかげで苦情対応も全然苦じゃないです、というレベルまで伝えられると強いですね

ソフトスキルもハードスキルも、ここで整理した現職の経験を職務経歴書の職務詳細に記載したり、面接で話せれば、転職回数の多さが弱点から武器に変身します

一貫性とストーリーがあれば転職回数は武器にできる

いかがでしたでしょうか

この記事でお伝えした内容は、

30歳で4回目の転職になる僕が、ホワイト企業から内定を獲得したときに実践したこと

です

職種が似ている方は再現性があると思いますし、そうでない方でも使える考え方だと思います

自分で共通項を探すのが苦手な方は、職務経歴書をAIに読み込ませて抽出してもらうのも有効だと思います

見せ方次第で転職回数は武器にできます

職歴が荒れてしまったからと諦めずに、経験の棚卸しをして、一貫性とストーリーを作り上げてみてください

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