僕は転職エージェント経験のある現役の採用担当として、多くの人の転職相談に乗ってきました
最近は転職回数が多めの30代の人の相談に乗ることが多いですが、その中で感じるのが「転職エージェントに振り回されてる人が多いな〜」ということです
そして、転職エージェントに振り回されてしまう人にはある共通点があることにも気づきました
そこでこの記事では、その共通点から考えた
転職回数が多い30代が転職エージェントを上手く活用する方法
をお伝えしていきます
転職エージェントに食い物にされずに賢く利用したい方は、登録する前に読んでみてください
結論 | 絶対にブレない軸を持って複数のエージェントを利用する
エージェントに振り回されないためには
・自分の中に確かな軸を持つ
・一社のエージェントに依存しない体制を作る
この2つが大切です
まず自分の中に軸を作ることが大切な理由は大きく3つあります
軸を作った方がいい3つの理由
・軸がブレると選考が進まない
・内定が出ても意思決定ができない
・エージェント側も迷走する
そして、一つのエージェントに依存しないほうがいい理由は、セカンドオピニオンができなくなるからです
エージェントを複数使った方がいい理由
・複数の視点からの提案を自分軸で判断できる
逆に言うと、この2つさえしっかり抑えておけば転職エージェントは皆さんの強い味方になってくれます
絶対にブレない軸の作り方
おすすめの作り方は「転職したいと思った時のことを思い出す」ことです
ブレない軸と聞くと
・キャリアの一貫性
・仕事で成し遂げたいこと
などの高尚そうな軸を想像する方も多いと思いますが、実はもっとシンプルでOKです
具体的には
・年収を100万上げたい
・通勤時間短くしたい
・〇〇の仕事がやりたい
とかで全然良いです
たくさん思い浮かぶ「転職で叶えたいこと」の中で、これだけは譲れないと言うものを選ぶと、それがあなたの軸になってくれます
この譲れないものを選ぶときに役立つのが、転職しようと思った理由を思い出すことなんです
当たり前ですが、会社に満足していたら転職したいなんて思わないですよね
転職活動を始めようと思って最初に感じた不満や違和感こそ、あなたが一番転職で叶えたい・変えたいことです
これはプラスマイナスどちらの感情でも構いません
転職を考えた理由が
- 年収が低いなら軸は年収アップ
- 〇〇な仕事がしたいなら軸は業務内容
- 職場の人間関係なら軸は上司や同僚の人柄
- 残業減らしたいなら軸は残業時間
- 通勤短くしたいなら軸は勤務地
という感じです
とにかく自分の中の転職の根っこを忘れないようにしましょう
軸が定まらないデメリット①選考が上手く進まない
軸がないと求人を見ているうちにどの企業がいいのか分からなくなり迷走が始まってしまいます
- A社は年収高い
- B社はオフィスが綺麗
- C社は通勤しやすい
- D社はリモートできる
- E社は休みが多い
- F社は残業が少ない
- G社は業務内容が魅力
- H社は知名度がある
- I 社は大手で安心
- J社ベンチャーで風通し良さそう
などなど、多くの求人を見ていると魅力的なところがたくさん見えてきて目移りするんですね
あの会社いい、この会社もいいと手当たり次第に応募してしまうと、職務経歴書と方向性が違う求人にも応募することになり、書類が全然通らないということにも繋がります
30代で転職回数が多い方は、転職回数が武器になるような職務経歴書を書く必要があります
キャリアプランに沿って転職してきたと伝わる職務経歴書にする必要があるため、少しでもズレたところに応募するとお見送りになる可能性が高いんです
職務経歴書の詳しい書き方はこちらの記事で解説しているので、書類選考がなかなか通らない方は読んでみてください!
職務経歴書の書き方をチェックする
軸が定まらないデメリット②納得のいく意思決定ができない
軸がない状態で内定が出たとしても、本当にこの会社で決めていいのか自信が持てなくなります
・年収はいいけど業務内容がやりたいこととズレてる
・働きやすそうだけど年収が変わらない
・やりたいことができるけど年収が低い
などなど、条件・環境・業務内容のどこかで良い面悪い面どちらも出てきます
全ての条件が合致する理想の求人なんて存在しないので、自分の中で軸を見つけてそれに沿って意思決定をしないと悩み続けることになります
無理やり決めたとしても、本当にここでよかったんだろうかというモヤモヤが残ることになるので、自分の中に断固たる軸を持って置くのは本当に大切です
軸が定まらないデメリット③エージェントも迷走してしまう
エージェントは「希望に沿った内定イメージがある求人」を紹介する義務があります
エージェントを上手く活用するには自分の希望を伝えることが大切なのですが、これは軸が定まっていないとできません
あなたの希望が定まらないと、エージェントも紹介した求人の反応を見て判断するしかないので、的外れな求人が増えてしまうんですね
エージェントも振り回したくて振り回しているのではなく、どんなサポートをすればいいのか迷ってしまっているんです
このように、自分の中の軸が定まっていないと転職活動をうまく進めていくことが難しくなるんです
一つのエージェントだと目線が偏ってしまう
作り上げた軸を持って、最低でも2社のエージェントを利用すると、エージェントに振り回されることがなくなります
転職回数が多い30代にとって大切なのは
・キャリアにマッチした求人の候補
・キャリアを理解してくれるアドバイザー
この2つです
転職回数が多い30代が歩んできたキャリアは複雑な形をしていることが多いです
そのため、解像度高く正確に読み解くには、複数の視点で自分のキャリアを見てもらう必要があります
複数の視点があると自分でも気づけなかった可能性が見つかる可能性がある
転職回数が多い30代の複雑なキャリアには、経験を組み合わせることで新しい道が生まれる可能性が秘められています
そのため、絶対に1人のエージェントよりも複数のエージェントに経験をキャリアを見てもらった方が良いです
例えば、WEB上の記事コンテンツを制作している僕の友人は、エージェントからライターの求人を多く紹介されていました
ただ、その友人が実際に行っていたのはページへのアクセス分析や、それを生かしたディレクションだったので、ライターではなくディレクターやマーケティングの方がマッチしていたんです
友人から「エージェントから紹介される求人がピンとこない」と相談を受けた僕は
今やってることって記事を書くんじゃなくて、どんな記事を書けばいいのかの分析と指示出しでしょ?
ライターよりディレクターとかマーケティングの方が合ってると思うよ
と話しながら一緒に求人サイトを見て、ディレクターやマーケティングの求人を数社おすすめしました
その中で特に気に入った会社に応募したところ、選考がトントン拍子に進み見事内定
納得のいく業務内容と環境で生き生きと働いています
このように、経験を読み解いて適切な求人を紹介することが、転職回数が多い30代の転職活動には重要なんです
「選択肢の数」と「経験の読み解き力」を両立できる組み合わせがおすすめ
エージェントの併用でおすすめなのは
・業界最大手のリクルートエージェント
・応募する業界職種に特化したエージェント
の組み合わせです
リクルートの求人数は元エージェントの立場から見ても頭ひとつ抜けていますし、採用企業の立場から見てもとりあえずリクルートに募集を依頼する企業は多いです
そして、業界職種に特化したエージェントはその分野への理解が深いため、これまでのキャリアを読み解いてアピールできる経験を見つけ出してくれます
豊富な選択肢と、自分の経験の棚卸しを両立できるのが、リクルートと業界・職種特化エージェントの併用なんです
業界・職種特化エージェントのおすすめは別の記事で解説しているので、自分に合ったエージェント選びに悩んでいる方は読んでみてください

悪徳エージェントを見抜ける
中には売上のために、内定が出やすい企業ばかりを優先的に紹介してくるエージェントもいます
一社のエージェントしか使っていないと、紹介される求人のレベル感が自分に合ったものなのか判断できませんが、複数のエージェントを使っていれば判断できます
A社、B社、C社を併用していて、A社だけ明らかに希望を無視した求人ばかり紹介してきている場合、A社はとりあえず転職させればいいと思っている悪徳エージェントだと判断できます
このように、エージェントは併用することで紹介されている求人の質を判断することもできるんです
30代で転職回数が多い人ほど「自分軸」でエージェントを活用しよう
30代で転職回数が多いと、
「自分の市場価値って低いのかな…」
「紹介された求人を受けるしかないのかな…」
と不安になってしまう方も多いと思います
でも実際は、転職回数が多い30代こそ、自分で軸を持って転職活動を進めることが大切です
エージェントは便利な存在ですが、あなたの人生に責任を取ってくれるわけではありません
「転職回数が多いから注文は少ない方がいいのかも」
と遠慮する方が、転職エージェントが迷走する可能性を高めてしまいます
だからこそ、
・自分は何を優先したいのか
・どんな働き方をしたいのか
・今回の転職で何を変えたいのか
この軸を自分の中で明確にした上で、それをエージェントに伝えて活用していく必要があります
軸さえしっかり持てていれば、転職エージェントは非常に心強い味方になってくれるので、
・自分の軸を明確にして
・複数のエージェントを利用して
エージェントに振り回されるのではなく、能動的に活用していきましょう!


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